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2012/11/30

一気に片付け

79日目。

昨日帰国して、
例のごとく買い物を大量にしたので、
スーツケース大と中がパンパン。
頑張って電車に乗って家まで帰ってきました。

それプラス、ずーっと待っていた
パリから帰国する時に送った
大きなスーツケースも同時に家に到着。
3ヶ月かかると言われたけど、
2ヶ月ぐらいで届くかなと思い、
先月から首を長くして待っていたのですが、
結局昨日までかかり、ほぼ3ヶ月弱。

日本国内に荷物が入れば、
それからは荷物追跡ができたり、
時間指定ができるので国内に入ってからは安心でした。

と言う事で、スーツケース大が2つと中が1つ。
今日は帰国直後という事で
もともとお休みを取っていたので、
ゆっくりできますが、それなりにやる事があるので、
帰って速攻3つを片付けました。

でも、中のスーツケースを開けたら、
買って行ったシャンプーとかが漏れちゃってて、
大変な事に。
まずはその片付けに終れて時間の無駄。

とりあえず真新しいLAからのスーツケースを開けて、
お土産などの仕分けをしたり、
服を片付けたり、
きちんと整理して入れておいたので、
割と直ぐ終ったのですが、
片付けている最中はまるでゴミ屋敷の様な状態。
自分の部屋と畳の部屋の足の踏みどころが無い。
ネコは喜んで飛び跳ねていましたが。

そして、パリからのスーツケースを開けてビックリ。
バタバタしていたという事もあって、
何を入れたかあまり記憶になく、
失くしたと思っていた物が沢山出てきました。
鞄や靴も結構あって、
なんか日本に帰ってきてからとか、
LAで買い物したけど、
以外に私モノありました。

靴なんて買い過ぎて、
もう入れる場所が無いという。
これでもまだ欲しい靴はあるんだけどね。

日付が変わる前に何とか片付けも終了して、
パリの荷物もLAの荷物も片付いてスッキリ。
2012年の事は全て片付いたという気分。
片付けものをすると、
ココロがスッキリしてリフレッシュになりますよね。

さぁ、今日一日ゆっくり休んで、
気を取り直して明日からお仕事に励みます。
でも、これだけお休みすると、
お仕事が楽しみだったりして、
やる気が出ております。

2012/11/29

LA Vacance 16: Returning and Mission Completed

78日目。

さて、LAでのヴァカンスも終わり、
帰国中でございます。

今回のヴァカンスで私は3つの目的を持ってきました。
3つとも自分の納得いく形になったので、
本当に来て良かったです。

今回撮った写真と共に、
その目的1つ1つを反省を含めここに書き留めます。


目的1。
もう一度LAの土地を訪れてどう感じるか。

8年前、憧れのLos Angelesに飛び立ち、
何年かの月日が流れ、
どんどん憧れの土地から、
自分にとって負の土地になってきた様な、
自分の身体もココロもどんどんボロボロになっていき、
最後には惜しみも無く飛び出した1年前。

それから、1年間パリで過ごし、
色々な事があって精神面を鍛えられ、
今まで押し殺していた冒険心を抱いて旅に出て、
色んな土地を訪れて、色々な経験をして、
ボロボロになっていた自分が自分でも驚く程、
180度変われました。

そんな新しくなれた自分で、
Los Angelesを観たかったのです。
大事な青年期に7年も住んだこの土地は、
私の第2の故郷だし、
このままマイナスなイメージで終らせたくなかったのです。
今の自分でLAの空気を吸いたかったのです。

実際行ってみて日本よりも、
とてもホーム的な安心感を感じたし、
街全体でゆっくり流れる時間、焦らず生きている感じが、
自分の肌に合うのかなとも感じました。

でも、パリや日本、
他のヨーロッパの国々を訪れて思ったのは、
やっぱり住み難い土地なんだなって事。
車社会、公共交通機関が不便、
歩いて路面店をウロウロするような場所が少ない、
お金が物を言うし、人々は自分勝手。
色々な場所を訪れたからこそ見えてくるマイナス面。

いつか、LAにも戻って生活したいと思っていたけど、
なんだか今回訪れた事ではっきりしました。
ここは、”今”住むべき土地ではない。
誰かお偉いさんが
いつか改善してくれたら良いのにと思いました。

基本的に、今の自分はどこの国や土地でも
生きていける自信があります。
どこに住もうが、自分というものをきちんと持って、
生活を楽しく出来る自信があるので、
LAで住む事になっても構いませんが、
選択肢があるのであれば、
ラストチョイスという感じだなと思いました。

って、生意気な事を言うなと思われるかもしれないけど、
でも、私の中でこれは重要な課題でした。
自分の精神面が悪かったのか、
それともこの街が私に合わなかったのか。
第二の故郷として確かめる必要があったので。
この事実が確認できて、
1つこの1年間自分が持っていた疑問が解けて、
来て良かったと思えました。


目的2。
LAの友達と会う事。

これも目的1と関連していますが、
やっぱり精神が壊れていたので、
社交的にもなれてなかったし、
人とうまく付き合う事が出来てなかったと思います。

だから、また新しい自分になって、
友達にあって、たわいもない会話や真剣な話、
思い出話や将来の話などをして、
Los Angelesでの友達と会いたかったのです。

今回、毎日の様に誰かしらに会えて、
(会えなかったお友達ごめんなさい。
次回か日本でか、また会いましょう。)
それぞれの友達と良い時が過ごせて、
今こうやってブログを書きながら、
涙が出そうになる程、
人に恵まれていてとても嬉しい気持ちです。

1年振りに会って、
皆歓迎してくれて、皆わざわざ時間を割いてくれて、
LAという広い土地で車で迎えに来てくれたし、
色々な話も出来たし、
笑いも絶えなかったし、
本当に沢山の友達がいて、
やっぱりここは第二の故郷だと思えました。

以前働いていた会社にも行ったけど、
辞めた身なのに、上司も歓迎してくれて、
皆笑顔で迎えてくれて、
いつから働くの?なんて冗談も言ったり。

この土地で知り合った沢山の人がいたから、
7年もここで頑張れたんだなって思えました。
ホームとして歓迎してくれる友達が沢山いて、
本当に私は幸せ者です。

そして、第3の目的、
ある人に会って話をする事。
ここに書くべきか迷ったのですが、
このブログは私の日記、思い出、記録。
正直に書こうと思います。
きっと、そのある人もこれを読んでくれていると信じて。

ある人とは、私にとって、
”LA is all about him"の様な、
私の7年間のLAでの生活から切っても切れない存在の人。
いろいろあって、
今は過去の存在の人になってしまったけど、
1年振りに実際に会って面と向かって、
話をしたかった人。

実際、会う事は出来たのですが、
たわいもない会話だけでその日は終ってしまったのです。
久しぶりに会って、楽しく会話はできたし、
新しい趣味なども持って、
楽しい日々を送っているようだったので、
会えて良かったのですが、
私の目的はそれだけではなかったんですよね。

私は彼に実際に会って伝えたい事がありました。
もう一度会えるように連絡を取ったのですが、
残念ながらその機会には恵まれませんでした。
ただただ、会って言いたかっただけ。
何もそれ以上は望んでなかったのですが。

でも、それも自分が作り出した運命だろうし、
今は会うべきでは無いのかもしれないし、
運命という流れに身を任せて、
これで私のLAとの切っても切れない繋がりが、
やっと終った気がしました。
こういう終り方は納得いかないし、
長く深く付き合ってきたつもりだったので、
とても悲しい終わりだけど、
これが私たちの導いた終わりなんだと思いました。

最後に、3つの伝えたかった事を記しておきます。

きちんと向き合って、話し合う事ができなかった私が、
苦しめて、傷つけて、怒らせて、本当にごめんなさい。
一番大切だった人を大切に出来なかった私、
これは一生の反省点として、
お墓まで持って行く覚悟です。
そして、この反省を活かして今後生きて行きます。

そして、ありがとう。
そんな自分勝手な私を自分の気持ちを抑えて、
背中を押してくれて、突き放してくれてありがとう。
それが無ければ、今の様な私は無かったし、
成長できなかったと思う。
ココロと身体を張って私の成長を後押ししてくれて、
本当に感謝しています。

3つ目は、ここに書くのはやめます。
この気持ちは、先ほどLAを離れる時に置いていきました。
それが、私の答え。

最後の目的は、果たせなかったけど、
だからと言って、後悔は無いし、
とてもスッキリした気持ちです。

2012年は、
自分にとってターニングポイントになった年。
色んな事があって、色んな事を思って、色んな経験をして。
2012年長かったけど、
このヴァカンスを終えて、
自分のターニングポイントもやっとUターンを終えて、
次のゴールに向かって走り出せそうです。
2013年の出発がとっても楽しみ。

最後に、昨日友達との会話で出てきた奇跡的な言葉。

Kちゃん:LAで忘れ物は無い?
私:忘れ物はありません、貰い物ばかり。

そう、このLAヴァカンス、
貰ったものが多くて抱え切れない程。
沢山の幸せを貰いました。
もちろん、Kちゃんにも沢山貰った!

実際、買い物し過ぎて、
2個のスーツケース重量オーバーだった、
というのはオチ。

スーツケースも溢れているし、
私のココロも溢れています。

フランスで1ヶ月旅に出た後にも思った事。
私、人生にとても満足しています。
極端な事を言えば、今死んでも後悔無い程、
自分のココロ満たされています。
今は、この溢れるハッピーを
色んな人へ分け与えたいと思うのです。
家族、
友達、
同僚、
たまたま会った人、
助けの必要な人、
誰でも。

自分で言うのも何ですけど、
これからの自分が楽しみです。

と言う事で、
大大満足のLAヴァカンスになりました。
有無を言わず送り出してくれた家族、
行く前にアドバイスしてくれた友達、
LAで会ってくれた友達、
滞在させてくれたKちゃん夫婦と息子君、
皆様に感謝です。

次はいつになるか分からないけど、
(この時期良かったから、恒例にしたいんだけどなぁ)
また会える時までスィーユー。
日本に遊びに来る際は是非会いましょう。

2012/11/28

LA Vacance 15: Burger and Sunset

77日目。

昨日が私のLAヴァカンス最終日。
ゆっくりと最後の日を楽しめました。

お昼には大好きなバーガーショップ、
In'n'Outへランチ。
今回の滞在中バーガー食べてなかった事に気がついて、
最終日はバーガーにしました。
 この赤と黄色の店構えが目印。
 店内は、50年代のようなアメリカンな雰囲気。
今でもシンプルなバーガーとフライを出しています。
 注文したのは、チーズバーガーセットで
飲み物をヴァニラシェイクにしてしまいました。
やっぱり、アメリカンで
ジャンキーな食べ物をここで食べておかなければ。
久しぶりのIn'n'Out、やっぱり美味しい。
このシンプルさが美味しさの秘訣ですね。
でも、ポテトの旨さがなんだか
減少している様な気はしました。
久しぶりのバーガー、
もうお腹がはち切れそうになったけど、
とっても美味しかったです。

そして、最後の最後に向かったのは、
お友達のお家から割と近くにある、
GriffithPark。
ここの天文台のあるところまで行き、
LAを見下ろしてきました。
 行くと、丁度夕日が沈む時間で、
ちょっと寒かったけど、
凄く奇麗な空が見られました。
 Hollywoodサインも。
 こんな奇跡的な空の色が見られるのも、
やっぱりここLAだからですかね。
写真の撮り甲斐があります。
寒さで霧が出ていたのか、
LAの公害で汚れた空気なのか、
LAの街を見下ろすと、霞んでおりました。
この広い土地に色んな人が住み、
色んな人の人生があって、
それぞれの時が流れているんだろうなと思いました。
そして、お月様も顔を出していました。
満月だったのか、まん丸のお月様でした。
最後に美しい月が見られて、
パワーを貰いました。

という感じで、
最終日はゆっくりと出来たし、
なんか最終日にふさわしい場所へ来る事ができて、
もう思い残す事はありません。

観光とはまたひと味違ったLAの
ヴァカンスを凄く楽しむ事が出来ました。

帰って、洗濯したり、
パッキングしたりして、
泊らせて頂いていたお友達と
最後にゆっくりこの2週間の思い出話をしつつ、
荷物の多さにびっくりしつつ、
なんとか飛び立てそうです。

2012/11/27

LA Vacance 14: Outlet Mall

76日目。

昨日は、最後のお買い物に出掛けました。

ThanksgivingのBlack Fridayのお買い物は少々したけれど、
やっぱりOutlet Mallに行かなければ。
Outletで良い商品を良い値段でショッピングするのも
LAで楽しみにしてきたのです。

あまり遠いOutlet Mallには行けないので、
LAから一番近い、
Citadel Mallに行きました。
規模は小さいけれど、
2年程前にリニューアルして、
大体アウトレットにある店舗は入っています。
LAダウンタンンからフリーウェイの5を南に下って、
10分も経たないうちに一風変わった
エジプトっぽい雰囲気のオブジェが見えたら、
そこがアウトレットモールです。

週末にお買い物に行けない人の事も考慮に入れてなのか、
月曜日までセールをしているお店もありました。
アウトレットで安くなっていて、
ホリデーシーズンという事で安くなっているプラス、
Thanksgivingセールをしているお店もあって、
だいぶ安い値段で購入出来ました。

コンバースのスニーカー、
コーチの鞄、
リーバイスのジーンズ、
ケニースコールのシューズ、
ランコムのマスカラなどなど、
良い商品をとってもお買い得な値段で買い物ができて、
大満足です。

買えると良いなと思っていた商品が見つかって、
しかも、安く買えて嬉しい限りです。
友達と一緒に行ったので、
"Buy One Get One 50% OFF"などの売り方をしている店舗で、
一品づつ一緒に購入して、
お得に買い物しました。

1つ1つの商品を品定めして、
1店舗それぞれ大分時間がかかってしまったので、
昼の11時から気がついたら、10時間モールにいました。

日本で買うと高かったり手に入らなかったり、
色々買えてよかったです。

シューズ熱は冷めそうにないですが、
とりあえずこれで納得という感じです。
まだまだ欲しいデザインのシューズがあるけれど、
焦らず出会いを待ちます。
靴はいくつあっても良いので。

これで、今回のヴァカンスでのお買い物は終了ですね。
でも、本当に満足です。
こっちに来てから、ショップホリックぽくなってたけど、
やっぱりヴァカンス中は財布の紐が緩くなってしまうよね。
日本に帰ったら、買い物した分お金稼ぎ頑張ります。

2012/11/26

LA Vacance 13: Malibu

75日目。

昨日は、前に働いていた会社の同僚で
仲良しのお友達とSunday Brunch。
まだビーチを眺めていなかったので、
Malibuまで連れて来てくれました。
 7年間LAに住んでいてMalibuは
結構行った事があったのに、
一度も来た事がなかったこのレストラン。
いつも気になっていた道を曲がった
突き当たりにありました。
Malibu Coveというレストランです。
 レストラン専用のプライベートビーチになっていて、
飲み物とおつまみを頼んでビーチでぼーっとするのも有り。
外で食事をするのも有り。
レストランの中でがっつりというのも良いお店。
もちろん、ビーチ沿いって事で、
シーフードがメニューに沢山ありました。
 ブランチというつもりで行ったのですが、
朝食時間はもう終了していました。
でも、優しいウェイトレスのおばさんに聞くとOKが出て、
朝食メニュー持って来てくれました。
なんだかパンケーキは先日食べたのに、
またパンケーキ食べたくなって注文。
"Damm Good"と名のついた朝食メニューを
友達は注文して、二人でシェアしました。
このパンケーキ、
ココナッツとマカデミアナッツのフレークがかかっていて、
初めての食感と味で凄く美味しかったです。
ゆっくりブランチを楽しんで、
その後、ちょっとレストランの近くのビーチをお散歩。
この季節独特の天気で、霧が出ていました。
思ったより温かいのですが、
まるでイギリスの海の様な風景。

Pacific Cost Highwayをドライブしてくれました。
ずーっと北に進み、Ventura Countyの方まで行き、
Thousand Oaksの方の山をグルグル回って
またPCHへ戻ってきました。

今まで行った事の無い道をひたすら走って、
また新しい風景が見れて、
とっても良いドライブでした。

そんなこんなしていたら、
少し晴れ間が出てきました。
またマリブの戻って、
ちょっとお散歩。
 ここも初めて行く場所。
なんで行った事なかったのか不思議な程。
Point Dumeという岬。
 丘を登ると太平洋が一望出来ます。
今日は、とても静かでなんだか守られているような、
安心感をくれる様な海でした。
 反対側から奥(南の方)は、
Los AngelesやSanta Monicaが見られますが、
本日は霧が濃いため、ちょっと分かり難いですね。
 北の方はビーチになっています。
もう冬なので、
ビーチで泳いでいる人はいないけど、
砂浜で遊んでいる人達はちらほらいました。
丘を下ると、絵を描いている人を発見。
まだ途中描き途中でなんだかよく分からない絵だったけど、
一生懸命描いているし、
こんな風景を独り占めして自由に描いている姿を見て、
なんだか知らないけど羨ましく感じました。

という感じで、日曜日という事もあって、
友達は明日から連休明けの久しぶりの仕事。
病み上がりみたいだったし、
大事をとって早めに帰ってきました。
でも、久しぶりにゆっくり会って、
近況報告やら音楽が詳しい彼に最近の音楽の話やら、
凄く楽しく、そしてゆったりとした時間を過ごせて、
久しぶりにカメラもいじったし、
今日も良い一日になりました。

本当に良い友達に恵まれて、
有り難いです。
毎日毎日素晴らしい日を過ごせています。
皆様ありがとう。

2012/11/25

LA Vacance 12: LACMA

74日目。

昨日はLAに住んでいる時、
毎週末のように会っていた友達と再会。

LAの街を回っていて目についたポスターが気になって、
本日は、Los Angeles County Museum of Art
通称LACMAに行きました。
LAに住んでいた頃から絵画は好きだったのですが、
美術館にはそう頻繁に行ってませんでした。
ここに来たのも、1回ぐらいだったかも。
美術館に入る前にはこんなオブジェとかあって、
子供がはしゃいでいました。

気になったポスターというのは、
映画監督のStanley Kubrickさんの特別展示。
友達は、映画専攻でもちろんキューブリックファン。
一緒に行けて良かったです。
この右上の映画『TheShinning』のポスターが気になって、
そんなにキューブリック映画を見た事は無いのですが、
来てみました。
特別展示なので、入場料は20ドル。
でも、これでこの展示含め
LACMAすべての展示室へ入れます。
中に入ると、早速彼が使っていた監督椅子。
木でできた彼の椅子。
もちろん名前入りです。

映画の一部が上映されている大きなスペースを越えると、
展示室へ入ります。
まず目に入ってくるのは、
彼の作品達のポスター。
恥ずかしながら、
今日まで彼についての知識が無かった私は、
見た事あったり気になっていた映画が
彼が監督を務めた作品だったりと、
このポスターを見てビックリ。
現代の映画のポスターよりもセンスがあって、
どれもこれもカッコいい。
そして、最初に見始めたのは
彼が映画監督になる前にしていた
雑誌のカメラマン時代の写真の展示。
さすが映画監督になるだけあって、
1つ1つの写真が素晴らしい。
人の表情の捉え方、アングル、光りの具合、
なんだか全てが完璧でこれを見ただけで、
彼については何も知らないけど、
尊敬の心が芽生えました。
その後、映画で使われた小道具だったり、
台本だったり、メモだったり、
現場の写真だったり、
それぞれの映画に別れて展示されていました。
これは、"Eyes Wide Shut"で使われた仮面。
この映画は昔高校時代に見たけど、まだ早過ぎたみたいで、
ちょっと理解に苦しみました。
しかも、キューブリックの作品と知らなかった。
これは、2年程前に見た"A Clockwork Orange"の展示。
このお姉さんの人形は映画に出てきましたよね。
初めてキューブリック作品として
意識して見た映画だったので、
この作品からの印象がとっても大きいです。
これは、"Barry Lyndon"という
18世紀のイギリスを描いた映画で使ったカメラ。
この作品は、ロウソクの光りだけで撮影されたそうで、
その為にこのカメラをNASAから借りたそうです。
凄いなぁ。
キューブリックさんの印象は、
ちょっとオシャレ作品的な
アート系の作品ばかりと思っていたのですが、
先ほどの"Barry Lyndon"など、
とってもシリアスな作品もある事を知りました。
この本棚は彼がナポレオンの映画を
作ろうとしていた時のリサーチに利用した本達。
その数とバラエティに驚きました。
とても研究熱心な方なんだという事も知り、
こういったシリアスな映画も見てみたいと思いました。
折り返すと、"2001:A Space Odyssey"の展示。
やっぱりこの作品は彼の作品の中でも
大ヒットの作品なので、
展示が広かったです。
そして、これを見た時凄く感動しました。
この黒い物体。
映画の中で重要な役割を果たしている物体。
友達と二人でおぉ〜ってなっちゃいました。

という感じで、この展示会に行って、
どっぷりキューブリックの世界へとはまってしまいました。
1から彼の作品を見まくろうと思っております。

若い頃は映画を見る深い理解力や知識も無かったけれど、
そろそろ色々な作品を見て、
大人な芸術鑑賞をしたいと思います。
その後、ちょっと違うパビリオンにも行って、
テンポラリーアートや特別展示の
イタリアバロック絵画を見たり。
Price Kenというアーティストの作品。
彼は、今年亡くなってしまったらしい。
この不思議な形と色使いが面白くて、
素敵だなと思ったのに残念でした。

芸術鑑賞を終えた後、
近くのカフェでちょっと遅いランチをしながら、
久しぶりに会ったので近況報告をしてお喋り。
夕方までひたすらお喋りしていました。

お互いに色々とあって、
苦労も多いけど、
励まし合って、アドバイスし合って、
プラスのパワーを貰って、
また日本かどこかで会う事を約束してお別れしました。

不器用ながら一生懸命に夢に向かって頑張っている彼、
うまく行く方向に向かう様に応援しております。

2012/11/24

LA Vacance 11: Black Friday Shopping

73日目。

アメリカ人のThanksgivingの楽しみは、
ターキーでもデザートのパイでも無く、
ThanksgivingDay終了の真夜中、
Fridayから始まる大規模なセール。

殆どのデパートやショップでは、
30%ー70%程のセールをします。
この金曜日は必ずと言っていい程人が来て、
買い物をして行くので、
売り上げが黒字になる為、
このセールの事を”Balck Friday"と呼びます。

先着順で普段ではあり得ない値段で
商品が売られたりするので、
このようにテントを張ってキャンプをして
電化製品店で1週間程前から行列を作る人達も。
 こんなキャンプしている所初めて見るので、
ちょっとビックリ。
本格的な大きなテントを張って並んでいました。

セールと聞いて行かないはず無い私。
結構毎年のようにアウトレットモールに
行っていたのですが、
今年はBlack Fridayにアウトレットに
行かないくてもいいかという感じ。

ちょっと行きたいなと思っていたお店と、
頼まれもののあるお店が同時に見られそうな場所に
行ってみる事にしました。

調べたら、Santa Monicaに両方あって、
ついでにビーチにも行こうかという事に。
サンタモニカも凄い人かなと思っていたら、
以外にそうでもなくて安心。
ゆっくりお買い物ができそうな雰囲気。

まずは、頼まれものを探しに。
リクエストされたような商品が
デパートでは見つからないし、
そんなに安くなってない感じ。
Tory Burchの鞄を頼まれたので、
今度はデパートではなくて、
ショップに行きました。
すると、頼まれた様なトートバックを発見。
しかも、店内全て30%オフ。
という事で、提示された予算よりも
$100近く安く購入できたので、
ラッキー。
これぞBlack Fridayです。

その後、サンタモニカをぶらぶらして、
Black Friday的な安さの商品をちょくちょく見つけて、
お買い物を楽しみました。
でも、もう大分お買い物をしたので、
ちょっとおばかさんにならない様に
気をつけてお買い物しました。
LAでしか手に入らなそうな商品だけを
買う様に心がけてのお買い物。

でも、ビーチはというと、
なんか変な霧がサンタモニカにだけ出ていて、
ドヨーンよとした天気で気温も低く、
ビーチなんて行ける状態ではなかったので諦め。
今回まだビーチ行けてないから、行きたいんだけどなぁ。
LAが晴れていてもサンタモニカ天気悪い事が多いので、
ビーチこのまま行けないかも。
でも、とても良い休日になっているので、
まぁいいかぁと思ったり。

2012/11/23

LA Vacance 10: Thanksgiving

72日目。

昨日は、アメリカは初期の移民達が
1年無事に過ごせた事をお祝いする日、
Thanksgiving Dayでした。
一般的にThanksgivingは家族が集まって、
七面鳥を焼いて食べる一家団欒の日。

LAは、東京と同じく、
郊外や他の州や国からやって来た人が多く、
家庭や家によっては、
その文化が絶対的なものでは無い場合もあります。

私は、今日たまたまLAでのヴァカンス中で、
2年振りにThanksgiving Dayをアメリカで過ごしました。

滞在させてもらっている友達の旦那さんの知り合いが
企画したイベントに朝は参加しました。
それは、ホームレスにThanksgivingの食事と
要らなくなった服をプレゼントしようという企画。
4、5年前からやっているこの企画、
毎年大きくなるみたいで、
今年は大分規模が大きくなっていたみたい。
しかも、LAでは2カ所、
ラスベガス、ニューヨーク、サンフランシスコなど、
全米で一斉に企画されたこのボランティア活動、
私は、Eco Parkで参加しました。
Eco Parkで有名なThe Ecoという
ライブハウスを貸し切っての企画。

ホームレスに配れる様に、
何か1品作って持って行ったり、
必要のない衣類を寄付したり、
他には、歯ブラシや歯磨き粉など洗面用品など、
何かできる物を持ち寄ります。

会場に到着してみると凄い人。
もう既に沢山の人が参加して、
持ち寄った食事からトレーに分けて
食事の準備をしておりました。
 2階は衣類品。
私たちはここでボランティアをしました。
こんなに集まるんだと思う程の数の衣類。
多分、どこかのショップなども寄付してくれていたと思う。
その大量の衣類を一人一人のホームレスに渡る様に仕分け。
スーパーの紙袋に洗面用品を一式入れて、
その後衣類を一式入れて、
という流れ作業をしました。
 さすが、ライブハウス。
何故だかDJもいて
働き易いペースの音楽を流してくれていました。
でも、DJさん音楽に集中しないで、
手伝って欲しいっす。。。
 その後、すべてを裏に運んで、
運び屋のボランティアさんへ渡します。
裏道には運び屋をやってくれるボランティアの車の行列。
それを見て、本当に感動しました。
アメリカ人素晴らしい。
このボランティア精神、本当に素晴らしい。

衣類の数が減ってきた辺りで、
私たちのボランティア終了。

私、人生でこんな風に
ボランティア活動をするのは初めてだったんだけど、
偽善的かもしれないけど、とっても気分が良かった。
今回は直接ホームレスさんに会って
手渡す係じゃなかったので、
どんな顔をして喜んでくれるのか見れなかったのが残念。
それでも、喜んでくれるのを想像して、
お腹いっぱいになって、
奇麗な服に着替えて、
一人でも何か役に立てるといいなと思いました。

友達の旦那さんは、これまでの人生で色々な経験があって、
色々な苦労を乗り越えて来た方。
その節その節にどうしようもない自分を
親切にしてくれた人がいたんだ。
だから、今度は自分が親切にして、
手助けをするべきなんだ。
と語ってくれました。

LAに来て、お金の面に関しては、
本当に汚い場所だなと思ったけど、
こうやって助けようとする人が沢山いる事を知ったし、
小さい事でも助けになっている事に気がついたし、
これからもっと良い方向に向かうといいなと思いました。
まだまだ捨てたもんじゃないって思いました。

良い事を朝からして気分がよくなって、
本当に大満足なThanksgivingになったのですが、
それプラス楽しい食事会に誘われました。

会社の元同僚のアパートへお邪魔。
手土産のワインを持って行くと、
素晴らしい料理が出来ていました。
 ターキーは無かったのですが、
大きなハムとチキンのローストがメインで、
ポテト、マックチーズ、
キャベツ、コーンブレッドなどなど、
THE thanksgivingの食事。
 一気にお皿がこんな風にいっぱいになって、
お腹もいっぱいだし、
ココロもいっぱいになりました。
 しかも、デザートまで準備してあって、
凄い!
こうやってお腹いっぱいで死にそうになるのが、
この日の醍醐味なので、
この日は特別、沢山食べちゃいました。
皆お腹いっぱいになったけど、
こんなにも残飯が。
今朝のボランティア、
翌日開催の方が、
もっと食事を寄付してくれる人が
集まるんじゃないかなと思いました。

でも、これを皆で分け分けして、
お持ち帰りしました。

この日は十分過ぎるぐらい
とっても充実した日になりました。
ボランティアをして感謝の気持ちを人へおすそ分けして、
美味しい食事を久しぶりに会った友達と楽しく食べて、
楽しい会話をして、近況報告をし合って、
本当に素晴らしい日になりました。

実は、7年間のアメリカ生活の間に、
こんな風に
アメリカの伝統的なThanksgivingを過ごすのは初めてで、
今までで一番Thanksgiving的な
Thanksgivingな日になりました。

本当に充実した日になって、
なんだか胸がいっぱいです。
とっても良い経験になりました。
日本でもこういうボランティアイベントあるといいのにな。
あと、お正月に家族で集まるのが楽しみになりました。